こんばんは、ayaseです。

2/5(水)21:00より放送されたテレビ東京の人気番組「家、ついて行ってイイですか?家族の絆スペシャル」。

2話目に登場した、【家族の絆SP②矢作号泣…亡き妻に捧げる愛の歌…小樽・クリスマスの奇跡の夜】がめちゃくちゃ感動して号泣してしまいました。

ネタバレあらすじ

クリスマスの終電間近の小樽で、家について行ける人を探すディレクター。

あっという間に人気がなくなり、-32℃の極寒の中途方にくれていると、1人のおじさんが‥!

番組を観てるという小樽が地元のおじさんの家について行けることに。

「本当に汚いから何もないよ。でもその中にキラっと光るものがあるかもね。」

と笑いながら、家にあげてくれたおじさん。

 

高校まで小樽で育ち、上京。

10年前に妻に先立たれ、子供もなく、地元に戻ってきたおじさん。

そんなおじさんの趣味は、作詞作曲。

亡き妻へ捧げた曲は800曲以上。

「自分の手柄は妻と結婚したこと」と涙ながらに語る妻との思い出。

そして、運命としか言いようのない最後の結末‥

涙なしには見れない愛情・人情物語です。

 

勝手に独り言

※ネタバレ注意!

亡き奥様の笑顔の写真がたくさん飾られた部屋。

奥様の形見と共に被ったホコリの意味。

病気の奥様が「私、なんで生きてるんだろう‥」とポツリと言った言葉に、詰まってしまったおじさん。そして「お前は俺のために生まれてきたってことじゃダメか?」と言ったときの奥様の何とも言えない表情。

本当にこのおじさんの人生は、奥様が亡くなった今でも奥様と共にあって、奥様を想いながら作る曲と共に生きている。

奥様への未だ衰えぬ強い愛に、涙が止まりませんでした。

そして、奥様の月命日だけ、行きつけのスナックに飲みに行くと決めているおじさんの気持ちを理解し、毎月忘れずそっと献杯用の盃を用意してくれるスナックのママ。

おじさんの言う通り、人情の熱い街、小樽。

 

「何もないよ」と言っていたおじさんの熱いドラマに触れることができて良かった。

誰しもみんな、何かしらの想いを抱えながら自分の人生という名のドラマを生きてるんだなぁと改めて実感しました。

つい他人の人生を歩もうとしてしまいがちな私たちですが、「自分の人生の主役は自分」と思って、おじさんの様に幸せだと思える一生を送りたい。

 

最後も何となくおじさんらしいというか‥

日経新聞のコラムに、スターや実業家などが自分の半生を振り返る「私の履歴書」という連載がありますが、連載を終えた後に亡くなる人が多い、という話を聞いたことがあります。

おじさんの最後は、それに通ずるものがあるような気がしています。

自分の人生を振り返って、ホッと一息ついたのかもしれない。

 

きっと奥様が迎えにきてくれたんだろうな。

天国で奥様と一緒に笑いながら、作曲した歌を歌っているおじさんを想像しながら‥

おじさんのご冥福をお祈りいたします。

 

素晴らしい人生を見せてくれてありがとう。

心に刺さる番組でした。